2021-22 年度のシェカール・メータRI会長はロータリーの原点である「超我の奉仕」というロータリーの標語に大きな感銘を受け、常に人生の北極星としてこられました。この言葉は、人々を思いやり、分かち合うことの大切さを教えてくれました。自身にとって奉仕とは、自分よりもほかの人のことを先に考えることです。
奉仕を実践し、奉仕に目覚めたことで単なるロータリークラブ会員から、ロータリアンになった。とご自身の経験を話されました。奉仕にはロータリアンのDNAがある。
ほかの人のために生き、世話をし、奉仕することで誰かの人生を豊かにすることは、自分の人生の最高の生き方です。アルバート・アインシュタインが言ったように、「誰かのために生きてこそ、人生には価値がある」のです。と「奉仕は誰かの人生ではなく、自分の人生も豊かにする」と力説されました。奉仕のニーズはさらに高まった今日、来るロータリー年度には、人々のために奉仕し、その人生をより豊かにするために援助していただけるよう、切にお願いされました。この理由から、2021-22年度の私たちのテーマは、
奉仕しよう みんなの人生を豊かにするために(Serve to Change Lives)
と次年度RIテーマを発表されました。
全世界の会員を 130 万人に増やそう!
そのためには、 一人の会員が一人を入会させてください
全世界の会員数は、過去20年間、約120万人のまま横ばいです。このため、2022年7月1日までに130万人に増やすことを目指して「each one, bring one」、各ロータリアンが新会員一人を入会させるようお願いします。
全世界で「ロータリー奉仕デー」を開催してください
2021-22年度に少なくとも 1 回、実践的かつ行動志向のロータリー奉仕デーのイベントを計画・開催していただくよう、すべてのクラブにお願いしたいと思います。このイベントは、ロータリー重点分野の一つ以上に該当する地域社会の課題に、 ロータリー内外のボランティアが一緒に取り組めるものとする必要があります。このイベントは、職業やロータリーとの関係にかかわりなく、地域の家族や協力団体とともに有意義な奉仕に取り組む機会となります。皆さんの意義ある活動を、地域社会の人々に広く知ってもらいましょう。
女子のエンパワメント(能力向上)に取り組んでください
次年度の焦点は「女子のエンパワメント」となります。 ロータリーの中核的価値観の一つは「多様性」です。ロータリーのDEI(多様性、公平さ、開放性)に対する信念を表した公式声明もあります。多くの場合、女子は不利な立場に置かれることが多く、私たちが女子のエンパワメントに取り組むことが重要です。 ロータリーはすべての子どもに奉仕しますが、特に「女子」に焦点を当てます。世界各国で女子は多くの問題に直面しており、リーダーである皆さんは、こうした女子が抱える問題にロータリーが取り組み、それを和らげるように導くことができます。
奉仕するにも、誰かの人生を豊かにするにも、自分の人生を豊かにするにも、会員を増し、参加者の基盤を広げるにしても、まずは自分自身でロータリーを楽しまなければ、すべてが始まりません。自分でロータリー人生を楽しんでいれば、きっと相手にロータリーのすばらしさが伝わると信じています。皆さんと共に「ロータリーライフを楽しもう」と思っています。
最後に、COVID-19 の世界的なパンデミックが続く中、今年度の国際協議会はフロリダ州オーランドから史上初のネット空間、バーチャル国際協議会の開催となりました。通常会議より長い 2 月 1 日~ 11 日となり、原則午後 11 時よりの本会議と午前11時よりの分科会が繰り返される形です。また、本会議、分科会後には、同期GEが情報交換するオンライン会も開催され、アメリカ時間と日本時間、そしてオンラインと日常と二つの空間を行き来する研修となりましたことを報告します。